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ゴルフ【アプローチ】ウェッジの打ち方の基本!クラブを操るコツ【実践編】

アプローチを安定させるとスコアの大崩れが無くなり、常に100を切るラウンドを維持するには最も近道と言えます。

ここでは実践ラウンドで役立つアプローチウェッジの打ち方のコツについて解説していきます。

目次

アプローチで寄せるための状況判断

  1. ボールのある場所の傾斜の判断
  2. ボールのある場所のライの判断
  3. ボールの落とし場所の傾斜・ライの判断



1.ボールのある場所の傾斜

ボールのある場所の傾斜によって、ボールの高さ・落下してからの転がりが変わってきます。

たとえば左足上がりのアプローチの場合、アドレスで58度のウェッジを手にした時点でロフトは傾斜分がプラスされ、70度ぐらいあるロフトのクラブで打つのと同等のボールが放たれることになります。

このためボールのある場所の傾斜を考えずに打つと思いのほかボールが高く上がり、想定した落としどころよりも手前に落下し、大幅にショートする可能性が生まれてしまいます。

このような場合は傾斜度合いによって、52度やPWのアプローチウェッジにクラブ変更すれば、よりイメージに近いショットが打てるようになります。



2.ボールのある場所のライ

ボールのある場所のライを判断することも重要です。

例えばあまり深くない順目のラフにボールがあるのであれば、普通にスイングするだけで、ほぼ練習場のマットから打つのと変わらない球を打つことができます。

しかしボールが逆目のラフにある場合、インパクトの際ボールとヘッドの間に必ず芝が入り込んできます。

芝にクラブヘッドの勢いが奪われるため、大幅なショートや、ざっくりする可能性が生まれてしまいます。

このため逆目のラフの場合、芝の抵抗を弱めるため少しフェースを開きグリップをしっかり握り強めにクラブヘッドを入れることで調整していきます。


かなり深い逆目のラフの場合、プロでも寄せるのが難しく、よくプロはバンカーショットの方が簡単だと言います。

それだけ逆目のラフは難易度が高いため、まずは脱出してグリーンに乗せることを目標にし、寄ればラッキーくらいに考えます。


ボールのある場所が芝がほとんど無く、ベアグラウンド状態の場合はボールと地面の間にクラブを入れることがほぼ不可能になります。

上から打ち込まず、パターのようなフラットな軌道で、ロフトが立った52度やPWでボールだけをクリーンに打ちます。


ボールがラフに浮いていて、ボールから地面まで数センチ空間がある場合も要注意です。

上から打ち込むような打ち方をしてしまうとボールの下にクラブヘッドが入ってしまい、ダルマ落としのようにヘッドだけが抜けてしまいます。

このような場合は水平にヘッドを入れる、あるいはティーアップしたボールのようにアッパーにヘッドを入れることで、安定したボールを打ち出すことができます。

またフラットな軌道でヘッドを入れる分、58度よりは52度の方がフェースに当たる面積が大きくなるので当たりは安定します。



3.ボールの落とし場所の傾斜・ライ

ボールの落とし場所を設定した場所の傾斜によって、その後のボールの方向や距離がまったく変わってきます。

落としどころの傾斜が少し右に傾斜している場合、右に跳ねて転がっていきますので、最初から少し左を落としどころに設定することが必要になってきます。


落とし場所が奥に下っている場合、予想以上にボールが奥に跳ねて勢いよく転がりすぎてオーバーすることがあります。

逆に落とし場所が受けている場合はほぼ真上にバウンドしてしまってほとんど転がらない、ということが起こり得ます。

このため落としどころの傾斜によってその後のボールがどのように転がっていくかということをイメージすることが非常に重要です。

落とし場所をグリーンエッジに設定して、1バウンド~2バウンドさせてピンに寄せていくという場合も同様です。

1バウンド目をグリーンエッジに落とす場合は、グリーン面に直接落とすよりもボールの勢いが少なくなるため、58度を使用したら思いのほか転がらずにショートした、という経験は誰もがお持ちだと思います。

52度あるいはPWを使った方が、その後の転がりが自然なものになり、ピンに寄せることが容易になります。

素振りと同じ力感で打つ

アプローチで寄らないケースで最も多いのが、素振りと実際に打つ際のスイングスピードや力感が変わってしまう、ということです。

ほとんどの方が素振りよりも早いスピード、あるいは遅いスピードで振ってしまい、トップやざっくりなどいろんな事件が起こってしまっています。

アプローチでは状況を判断して素振りで力感をイメージして弾道をありありと頭に思い描くことが非常に重要になってきます。

それと同じくらい重要なのが、素振りと同じ力感で打つということです。


何度か素振りでイメージを膨らませたら、ショット時はその素振り通りのスピード、力感で打つことに集中します。

素振りで自分がイメージしたスイングを100%信じるのです。


人間にはすごい能力が備わっていて、テークバックの瞬間にも「もしかしたらショートするかもしれないので、もう少し強めに入れよう」など無意識に調整しようとしてしまいます。

反射的にこのように考えてしまうことでミスを誘発してしまい、予想外にスイングが早くなることでのトップ(グリーンオーバー)やざっくり(大ショート)が起こってしまうのです。

このため素振り通りのイメージを実際のショットで完全コピーして再現することに集中することで、もっともいい結果を得ることができ、寄せワンの確率を上げていくことができるのです。

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