ゴルフは実はラウンド前から始まっています。
ラウンド前日あるいはラウンド当日どのように過ごすかで当日のスコアが不思議なくらい差がついてきます。
今回はラウンドでベストスコアを出す調整・準備について具体的に解説していきます。
ラウンド当日の過ごし方
皆さんはラウンド当日の朝何時頃にゴルフ場に行きますか?
またスタート前の準備・練習などはどのように行っていますか?
ほとんどのゴルファーは30分~1時間くらい前にゴルフ場について、その後ショットの練習場があれば1コイン約20球~25球ほど打ってから練習グリーンに向かい、数発ホールにカップインさせてからスタートしているのではないでしょうか?
できればラウンド当日はスタートの1時間前(理想は1時間30分前)に着いて、十分なストレッチを行ってから練習に臨めるのがベストです。
そしてもし当日朝の練習時間が足りない場合はショットはさておき、グリーンでボールを転がして当日のコースコンディションを体感しておくことが重要です。
重要なのは練習グリーンでのパター
スコアの半分近くを占めるパターに時間をかけるということは重要なことです。
いくら普段の練習でパターの距離感を磨いていたとしても、当日のグリーンの速さを体感することなくスタートしていい結果は生まれません。
たとえショット練習の時間がとれないとしてもパターだけはしっかりと調整しましょう。
具体的には10ヤード前後の上り、下りのラインを2~3往復以上転がし、転がりを体に覚えこませるようにします。
さらに繊細なタッチの調整としておすすめなのが、ティーマークを使った練習法です。
約2~3mの少し曲がるラインを探し、ホールに見立てたティーマークを置きます。
そこに向かって上り、下りを交互に打っていきます。
ここで大事なのが、そのティーマークを通過させるだけの練習で終わらせず、ライン上の30㎝手前で止める、あるいは30㎝奥で止めるように打つようにすることで、繊細なタッチを感覚として得ることができます。
同じような練習を実際のカップで行なうと、どうしても入れる練習になってしまいます。
入った場合もジャストタッチで入ったのか、もし入ってなかったらどこまでオーバーしていたのか、タッチが合っていたのかがわかりません。
前後30㎝で止めることで、よりシビアな距離感を体に覚えこませることができます。
この練習法は上級者向けですが、1.5~2mほどの最も大事な距離感を安定して持つことができるようになります。
100切り、90切りを目指す方にもぜひ実践していただきたいと思います。
ショット練習
当日のショット練習については、アイアン、ウッドの球筋を見ます。
ここでまっすぐに飛ばそうとしてスイングの形を作ろうとしている方がいますが、自分のスイングの型は当日までの過去のラウンドや練習ですでに出来上がってしまっています。
このため、当日スイングを整えようとするよりも、この日は出玉がどう出るのか、自分の持ち球に対して予想どうりの曲がり幅なのか、逆玉は出ないか、などをチェックします。
プロでさえその日によって球筋が変わります。
当日の自分のコンディションをしっかりと感じ、逆らわないゴルフをすることで、スコアをまとめるゴルフができるのです。
前日までの練習・過ごし方
前日までの過ごし方としては、そのコースで使用する可能性が高いクラブを重点的に練習場で練習するようにします。
回る予定のコースの各ホールの距離を簡単に見ておくことで、パー3のティーショットや、セカンドショットでどのようなクラブが必要になるかはすぐわかります。
そのクラブを当日ベストコンディションに仕上げていけばいいのです。