スコアの半分近くを占めるパターは、ゴルフが上達すればするほどその重要度は上がります。
100切り、90切りを目指すならばまずはショートパットを徹底的にマスターしましょう。
100を切れない多くの人が、1ラウンド中おとずれる約1m前後のショートパットをいくつかミスしてしまっています。
これが無くなるだけでも100切りはかなり近づきます。
ショートパットを確実に沈めるコツ。それは
・テークバックでインサイドに引かない
・目線を水平に保つ
テークバックでインサイトに引かない
パターヘッドを飛球線後方へまっすぐテークバックする意識だと、実際にはヘッドが重力に影響を受けてしまい、無意識にインサイドに引かれていることに気づくことができません。
インサイドからボールへコンタクトしようとすると、インサイドアウトの軌道になり、フェースが開いていれば右へ、フェースが閉じていれば左へとひっかける原因になります。
テークバックのコツは、ボールの飛球線後方にまっすぐ引いたラインよりも手前にヘッドがこないように意識してテークバックすることです。
出玉がブレずに直進してくれる感覚を得ることができます。
目線を水平に保つ
アドレスしたときに、両目を結んだラインを地面と水平に保つことは打ち出し角を理想角に保つのに不可欠です。
コツは構えた時に頭をわずかに左右に開店させながら地面と水平に保てるところをさぐりながら、水平ポイントを見つけることです。
打ち出し角が安定すれば、不必要にダウンブローに入ったり、アッパーに入ることなく、転がりが安定します。
グリーン上でのラインの読み方・距離感のつかみ方
グリーンへ行く途中で見える景色にもたくさんの情報があるので、眺めながら近づいていきます。
グリーンの左右どちらが高くどちらが低いのか、奥か手前どちらが高くてどちらが低いのか、どこにマウンドがあるのか、さまざまな情報を得ながらグリーンへ向かいます。
グリーンへ着いたらボールをマークし、ボール~ピンが「横から見えるグリーン上の一番低いところ」でしゃがみます。
横位置なので、どの程度上っているのか下っているのか一目瞭然の位置なので、ここでボール⇔ピンを何度も視線を往復させて体に傾斜の強弱度合いを覚え込ませます。
傾斜の度合いによって、上っているのであればピンから例えば「1ヤード先にターゲットを設定」してヒットします。
下っていれば、その度合いによって、「2ヤード手前にターゲットを設定」などの方法をとることができます。
その後はピンの後ろへ回り込み、ピンからボール方向を眺め、ライン読みをします。
ボールからピンを見るよりも、ピンからボールを見るラインの方が正しいことが圧倒的に多いです。
このため、この過程を忘れず行うことは重要です。
ボールは打ち出し地点よりもよりピンに近づいて減速してきた位置の方がより傾斜の影響を受けやすくなるためです。
パターは下りのラインの方が、上りのラインよりも3倍難しいと言われます。
このため、パターを打つ前のアプローチを打つ時も、どの位置でボールを止めるかを考えることが非常に重要になります。
具体的にはボールを頭に見立てた{てるてる坊主」をイメージするとわかりやすいと思います。
スカート部分の広がりはボールより低い場所をイメージします。この範囲にボールを止めることで、常に上りのラインを残すことができ、寄せワンを高確率で行うことができるようになります。
また上りのラインを打つ時は、下りのラインよりも左右の曲がりの影響が少なくなることも覚えておきましょう。
上りのラインは曲がりを浅く読み、下りのラインは大きめに読むようにします。
パターでスコアアップ まとめ
・テークバックで飛球線後方のラインより内へ引かない
・アドレスで目線を水平にセットする
・ライン読みはグリーンの高い位置から低い位置への水の流れをイメージする。
・ボール~ピンの傾斜度合いによって、ピンの前後にターゲットを設定する。
・アプローチの時から上りのラインが残る位置へ止めることを考える。
・上りラインは浅め、下りラインは深めに読む